文法をめぐって二つの陣営が言い争っています。一方は、規則を学ばなければ正しく話せないと言い、もう一方は、子どもは規則など学ばずに完璧に話すのだから規則は時間の無駄だと言う。どちらも半分正しく、役に立つ立場はその間にあります。文法は「言える型」として学び、規則は型に驚かされたときに参照する「説明」として使う。
ネイティブが実際に知っていること
文法書を開いたことのないネイティブでも、"she go" は間違いで "she goes" が正しいと即座に言えます。そして理由は「変に聞こえるから」以上には説明できない。彼らが持っているのは規則ではなく、それを埋める単語と一緒に保存された何千もの型です。she goes、he wants、it works。「三人称単数には -s がつく」という規則は、誰かがあとからそれらの型について書いた記述です。
これが重要なのは、目指すべきものを教えてくれるからです。目標は規則を知ることではない。間違った形があなたにも「変に聞こえる」ほど型が体に入っていること。規則は型に気づくための近道で、それは本物の役割ですが、目的地ではありません。
規則が役立つとき
- 型が見えないとき。 ロシア語の格、日本語や韓国語の助詞、スペイン語の接続法。学習者は千回聞いても、それが何を示しているか気づかないことがある。明快な説明一つで、雑音が「例を集められる型」になる。
- 同じ誤りを百回目に犯そうとしているとき。 その瞬間に引いた規則は定着します。本当に持っている疑問に答えるからです。
- 母語が逆をするとき。 語順、冠詞、声調。違いが存在すると知っていることは、それを聞き取ることの半分です。
規則が邪魔になるとき
- 必要になる前に学ぶとき。 一文も言わないうちに動詞表を10ページやると、生まれるのは「この言語は難しい」という信念だけ。
- 話しながら適用しようとするとき。 リアルタイムで規則から文を組み立てる人はいません。産出しながら規則と照合される発話は、遅くて、それでも間違います。
- 例外が規則を上回るとき。 多くの「規則」は多数派の型プラス一覧表です。一覧は単語として覚える。
型の学び方
- 形ではなく文を集める。 構造ごとに、理解でき自分でも言いそうな本物の文を5つ。I've been waiting for an hour は、現在完了進行形という名前より雄弁に現在完了進行形を教える。
- 一度に一箇所ずつ入れ替える。 知っている文の主語を変え、次に動詞、次に目的語を変える。枠は残り、スロットが変わる。型はこうして生産的になる。
- 大量に読み、聞く。 型は説明よりも反復接触からはるかに多く吸収される。理解できるインプットは、勉強に感じられない文法学習です。
- 規則は事後のチェックに使う。 何かを書き、それから規則を見て間違いを探す。規則は著者ではなく編集者。
- 型を声に出す。 目の中だけに住む構造は、口からは出てきません。
LinguaPair では
コースは意図的にこの順番に従います。各レッスンは短い講義で始まります。一つの構造をあなたの言語で平易に説明し、それを担う文を添えて。そのあとの練習問題は表ではなく文です。これを訳す、この空欄を埋める、この語を並べる、これを声に出す。すべてが同じ型の周りで、正しく「見える」だけでなく正しく「聞こえる」まで続きます。リーディング機能と翻訳機は、型がラベルなしに再び現れる本物の文を大量に供給します。文法はそこにあります。ただ、「言えるもの」として届くだけです。
