「どれくらいかかりますか?」は、すべての学習者が最初に尋ね、ほとんどの答えがはぐらかす質問です。本当は、本物の数字を伴う答えがあります。ただし、まず「身につける」が何を意味するかを決める必要がある。そのためにほぼ全員が使う物差しが CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で、A1 から C2 までの6段階を定めています。
6つのレベルを、一行ずつ
公式の記述は長いので、実用版を。
- A1 – 入門。 自己紹介ができ、住んでいる場所や持ち物について簡単な質問をしたり答えたりでき、相手がゆっくり話して助けてくれれば何とかなる。
- A2 – 初級。 買い物、道案内、仕事、家族といった日常的な場面を、簡単な文でこなせる。短く明瞭なメッセージの要点がわかる。
- B1 – 中級(閾)。 旅行中のほとんどの場面に対処し、経験や計画を説明し、身近な話題の明瞭な話の要点を追える。言語が「使える」ものになる段階。
- B2 – 中上級。 複雑なテキストや通常の速さのネイティブを追い、どちらも無理なく本当の会話ができ、意見を論じられる。多くの大学や企業が求めるのがB2。
- C1 – 上級。 長く要求の高いテキスト、仕事や学業のための柔軟で正確な言葉、含意の理解。
- C2 – 熟達。 ほぼすべてを理解し、細かなニュアンスを表現できる。必要とする人は少なく、到達する人はさらに少ない。
何時間かかるのか
よく引用される数字が二種類あります。
英語についてのケンブリッジと欧州評議会の目安では、ゼロからの累積で、A1 到達に約90〜100時間、A2 に180〜200、B1 に350〜400、B2 に500〜600、C1 に700〜800、C2 に1,000〜1,200の指導時間。これは授業時間なので、自習の時間は別に足します。
米国の外務職員研修所(FSI)は、外交官が実務レベル(おおむね B2/C1)に達するのに必要な時間を公開しており、その数字は選ぶ言語がなぜ重要かを示しています。英語話者の場合、スペイン語は約600〜750授業時間。ロシア語とベトナム語は1,100時間のグループ。日本語と韓国語は最難グループで約2,200時間。同じ論理は逆向きにも働きます。日本語話者が韓国語を学ぶ道は、スペイン語を学ぶ道よりずっと短い。文法と語彙が近いからです。
時間をカレンダーに変える
自分の言語とレベルの合計を、正直に見積もった週あたりの時間で割ります。一日30分なら週3.5時間です。
- 日本語話者の英語、B1 まで:おおむね600時間前後を見ておくと、一日30分で3年強、一日1時間で1年半ほど。
- 日本語話者の韓国語、B1 まで:文字と文法の近さから、同じペースならその半分ほどを目安に。
この数字は、計算の後半に気づくと怖くなくなります。そこに含まれる一時間一時間は、まとめて捻出しなくてよかった30分でもあるからです。合計に実際に到達するのは、規則正しい短いセッションの積み重ね。止まってしまうのは、まとまった暇な一か月を待っている人です。
今の自分のレベルを知る
レベルは自分のものを知っていて初めて役に立ちます。プレイスメントテストは、文法・語彙・読解について次第に難しい問題を出し、間違え始めるレベルを見つけます。「学校で習った」よりはるかに正直です。
LinguaPair にはプレイスメントテストが組み込まれています。A1 から C2 までの短い適応型テストがあなたのレベルを判定してコースマップ上に示すので、当てずっぽうではなく、どこから始めるべきかがわかります(A1 より上のレベルは Premium に含まれます)。数か月後にもう一度受けて、レベルが動くのを確かめましょう。コース自体は、見たことのない文字体系のための A0 から C1 まで続き、各レッスンにレベルが表示されるので、費やした時間は常に同じはしごの一段に目に見える形で結びつきます。
