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語学学習のゲーミフィケーション:LinguaPairのXP、ストリーク、リーグ、ゲームの仕組み

ポイントや連続記録が語学に効くとき、逆効果になるとき。LinguaPairのXP、1日の目標、ペアのリーグ、ゲームの仕組みと上手な付き合い方。

語学学習のゲーミフィケーションとは、ポイント、連続記録(ストリーク)、ランキング、ごほうびといったゲームの仕組みを学習のまわりに組み込むことです。ポイントが「本当に力がつくこと」を測っているうちは役に立ち、ポイントそのものが目的になると逆効果になります。夏休みのラジオ体操のスタンプカードも立派なゲーミフィケーションでした。スタンプが目当てで、体操は半分寝ながら、という子もいたはずです。この記事では、LinguaPair の各仕組みが何を数え、何が無料で、どんなルールで「点数」ではなく「言葉」の側に立つように作られているかを説明します。

この記事の要点

  • 語学アプリには二種類の「ゲーム」があります。努力を数える層(XP、1日の目標、ストリーク、リーグ、実績)と、それ自体が学習であるゲーム(単語を自分で思い出す対戦やレース)です。
  • LinguaPair では XP、1日の目標、ストリーク、ペアのリーグ、実績は無料です。パートナーとのリアルタイムのゲームは Premium、リーグと二つのチームゲームにはパートナーが必要です。
  • 数字のために遊び始めると、ゲーミフィケーションは害になります。アプリは点数稼ぎを無意味にしています(終えたレッスンの復習に XP はなし、復習には1日の上限、一度も答えないゲームは0点)。残りはあなた次第です。一週間を点数ではなく「何を言えるようになったか」で振り返りましょう。

スコアボードとゲームは別物

ひとことでゲーミフィケーションと言っても、中身は二つに分けて考えるべきです。

スコアボード。 XP、ストリーク、リーグ表、バッジ。どれも単語をひとつも教えてはくれません。役割は別にあります。目に見えない進歩を見えるようにし、長い道のりに毎日の脈拍を与えることです。それがなぜやる気に効き、いつストレスに変わるのかは目標・連続記録・モチベーションの記事で扱いました。ここでは配線の話をします。

ゲーム。 「やかん」を30秒以内に英語で打ち込むラウンドは、学習の上にのせた飾りではありません。軽いプレッシャーのもとでの検索練習で、もっとも効率のいい勉強法です(読み返しより自分をテストするほうが勝つ理由)。よいゲーミフィケーションは、スコアボードがゲームに報いるように作られていて、その逆ではありません。

XPと1日の目標

XP はアプリの中で努力を測る唯一の単位です。新しいレッスン、単語トレーナーでの復習、ゲーム、ライブ翻訳のセッション、映画のあとのクイズでもらえます。いちばん多いのはレッスンで、ストリークが続いているとレッスンに少しボーナスがつきます。

1日の目標はプロフィールの「1日のXP目標」で選べます。20、30、50、100 XP のいずれかで、初期値は50です。レッスン1回で初期値に届くので、これはマラソンではなく「最低ライン」です。目標バーの下では、ホーム画面の「今日」カードがレッスン、リーディング、復習待ちの単語の三つを別々に表示し、数字ひとつではなく「何が残っているか」がわかります。

XP があえて支払わないもの:

  • 終えたレッスンのやり直し。 復習としては有益ですが、XP はつきません。そうしないと、いちばん簡単なレッスンがいちばん「割のいい」レッスンになってしまいます。
  • 際限のない復習や翻訳セッション。 どちらにも1日の XP 上限があります。リーグは学習で勝つもので、いちばん安い操作の繰り返しで勝つものではありません。
  • ゲームにいるだけ。 一度も答えなかったプレイヤーはそのゲームの XP をもらえず、アプリのボット対戦相手 Robo は XP を一切もらいません。

ストリークとフリーズ

ストリークは、レッスンを終えた日が何日続いたかを数えます。カリキュラムの日程ではなく、あなた自身の日付で数えます。1日1レッスンで続いていきます。

曲がらない連続記録は、人のほうを折ってしまいます。だからこのストリークは曲がります。フリーズは最大2つまで持て、毎週月曜日にまた2つに戻ります。使うのを覚えておく必要もありません。1日休むと、夜のうちにアプリが自動でフリーズを1つ使います。リセットされるのはフリーズが残っていないときだけです。毎日のリマインダー(「ストリークアラート」でオフにできます)は、うっかり忘れた夜のためにあります。

パートナーもアプリを使っていれば、あなたのストリークと XP が増えるのをその場で見られます。ペアで学ぶ意味はまさにそこです。誰かが気づいてくれること。

ペアの週間リーグ

リーグは個人ではなくペアを、二人の一週間の合計 XP で順位づけし、毎週月曜日にリセットされます。ペアの内側では協力です。あなたのレッスンもパートナーの復習も、同じ合計に入ります。外側では、ほかのカップルとのゆるやかな競争です。目立ちたくなければ「リーグで名前を隠す」をオンにすると、ほかのペアには頭文字しか表示されません。

リーグは無料ですが、ペアが必要です。パートナーがいない場合、リーグ画面はごまかさず、ペアのリーグであることを説明して招待を送るよう案内します。

パートナーとのゲーム

ゲームはリアルタイムで、それぞれ自分のスマートフォンで遊びます。1ラウンド30秒で、時間はサーバーが計ります。

  • スピード翻訳バトル:相手より先に単語を入力。小さな打ち間違いは許されます。
  • 単語レース:4つの中から正しい単語をタップ。
  • 文字並べ替え:例文をヒントに、文字を正しい順に並べます。
  • 正しい? 違う?:訳が正しいかどうかを判断。
  • シンクロと私のこと分かる?:得点を共有するチームゲーム。相談せずに同じ答えを選ぶか、相手が何を選ぶかを当てます。

ラウンドは二人が保存した単語に、10言語すべての例文つきの日常語バンクを混ぜて作られるので、毎晩同じ5語ばかりが出ることはありません。二人が別々の言語を学んでいる場合は、同じ意味の単語をそれぞれ自分の言語で遊びます。

ゲームは Premium の機能で、ひとつのサブスクリプションで二人とも使えます。パートナーがいないときやオフラインのときは、スピード翻訳バトル、単語レース、文字並べ替え、正しい? 違う?を Robo と対戦できます。二つのチームゲームは二人そろって遊ぶものです。遊んだ人は全員 XP をもらえ、勝った人はより多くもらえるので、惜敗もその週の努力として数えられます。

実績

実績は、ふだんなら気づかずに通り過ぎる節目を記録します。保存した単語とトレーナーで覚えた単語の数、終えたレッスン、3日・7日・30日のストリーク、XP の合計、ゲームの勝利数、翻訳セッション、そしてペアでは一緒に過ごした日数とペアの週間 XP。まだの実績には進み具合のバーが表示されます。実績は無料で、アプリはそれぞれを一度だけ祝って次へ進みます。

仕組み数えるものプランパートナー
XPと1日の目標レッスン、復習、ゲーム、翻訳、映画クイズ無料不要
ストリークとフリーズレッスンをした連続日数無料不要
週間リーグペアの一週間の XP無料必要
翻訳バトル、単語レース、文字並べ替え、正しい? 違う?30秒で思い出した単語Premium不要(Robo と対戦可)
シンクロと私のこと分かる?一致した答え、共通の得点Premium必要(二人ともオンライン)
実績単語、レッスン、ストリーク、勝利の節目無料ペアの実績のみ

ゲーミフィケーションが害になるとき

このリスクは本物です。よく知られた Deci、Koestner、Ryan のメタ分析では、あらかじめ約束された形のあるごほうびは、その活動への本人の興味をむしろ下げる傾向がありました。語学アプリでは、英語を学ぶのをやめて XP を集め始める、という形で現れます。

サインはすぐにわかります。

  • 早く点がもらえるから、いちばん楽なものを選ぶ。
  • ストリークを守るために23時50分に「とりあえず」レッスンをして、何も覚えていない。
  • 単語を一度も口にせず、見覚えのある選択肢をなんとなくタップする。
  • リーグが楽しみではなく不安の種になっている。

ゲームを言葉の側に保つコツ

  1. XP は目標ではなく体温計。 週末に問うことはひとつ。月曜日には言えなかったけれど、今は言えることは何か。
  2. 調子の悪い日でも届く目標に。 20や30 XP で十分です。毎日届く最低ラインのほうが、うんざりする高い目標よりずっと強い。
  3. タップの前に答えを言う。 単語レースや正しい? 違う?では、先に頭の中か声に出して単語を思い出しましょう。そうすれば4つの選択肢は当てずっぽうではなく答え合わせになります。
  4. 間違えた単語を見る。 ゲームのあと、落とした単語が明日のリストです。ゲームが学習に変わるのはこの瞬間です。
  5. つらい週はリーグを忘れる。 名前を隠すか、開かなければいいだけです。ストリークとパートナーの存在で十分です。

どこから始めるか

まずは無料の部分から。ストリークと1日の目標のために1日1レッスン、そしてパートナーを招待して、リーグとあなたの進歩を見てくれるもう一組の目を用意しましょう。ゲームを遊びたくなったら Premium に含まれていて、サブスクリプションひとつで二人とも使えます。パートナーの言語を学んでいるなら、カップル向けのページで全体のつながりがわかります。画面の外でも遊びたい人には、二人でできる遊び、カード、テレビゲーム、ロールプレイをまとめたゲームで語学を学ぶ方法をどうぞ。

ポイントが役に立つのは、それが言葉の方向を指しているあいだだけです。